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子を産むことと自分のキャリア、そしてそれぞれの人生について。

将来、何になりたい?
子供の時に必ず訊かれるであろう定番の質問。
その答えが「宇宙飛行士」でも「仮面ライダー」でも「お嫁さん」でも「機械屋さん」でも「優しい人」でも良いと思うのですよ私は。

私は、「ものを作る人」になりたかった。
幸いにして中小メーカーで機構設計の職に就いてものづくりはできたし、丸々とした子を産み出すっつー究極の生産もしたわけだけど、この子の人生と私の人生を考えた時に、どうにもうまくいかないこともあるなぁって。

2011年に入社した時、同期は3人とも院卒で、私だけ学部卒だった。
最初からコンプレックスというか、頑張らないとってガルガル生きてきた。
仕事中に寝ちゃったwと笑う人間よりも、結果を出さないといけない、って。
(まあ寝ちゃった話が本当かどうかはさて置き、そんなことを公言する人間性がそもそもどうかと思う)

もうすぐ入社6年目になろうという3/31から産休に入り、5/8に子を産んだ。
6月に人事発表があった時、同期3人が昇級した。
私には「いろいろ事情があって昇級させられなかった」と説明があった。

私の部署には、4人後輩がいる。
小さな会社なのに、1年下と2年下と、4年下と5年下。
私が産休育休で休む1年間で、1年下の後輩には追いつかれていることだろう(そもそもその後輩たちも院卒だ)。
復帰したとして時短勤務で、海外出張もできないだろうし、突然子が熱を出したとかで早退したり休んだりすることもあるだろう。
その間に、2年下の後輩にも追いつかれるだろう。

私は、みんなに置いて行かれる。
自意識が高いから、でも自信がないから、人と比べて、どうしようもできないことに落ち込む。
会社を辞めたい、と思った。

それでも、そんな自分勝手な思いがあっても、子が可愛くて可愛くて仕方なくても、私は働き続けると思う。
つい先日Twitterで「夫の年収がいくら以上であればあなたは専業主婦になりますか?」というアンケートがあった。
リンクを貼るのは避けるが、6,189票中、600万円以上が17パーセント、1000万円以上が23パーセント、1500万円以上が14パーセント、金額に関わらず働く人が46パーセント。
この「金額に関わらず働く人」には2種類いて、将来何があるか判らないから働き続ける、という人と、自分の人生の実現の為に働き続ける、という人。
私は、自分の頭の中にある電気信号をこの手に触れられる形にするものづくりという仕事が好きだから、働き続けたい。

あーーーでも私は同期より仕事ができない認定されちゃったわけなんだよーーーうわーーーん。
と、自分のことばかり考えているけれど、子を育てることが巡り巡って仕事のアイデアにつながるかも知れないし、そうでなくても心の持ちようが変わることは確実にあるだろうし、
夫も多分いろいろ考え方とか働き方が変わるだろうし(責任もストレスも増えるだろうね)、
何より子を最低20年は食べさせて育てていかなきゃいけないからなぁ。
産むって決めたら女性が(少なくとも産前産後休業期間は)休まなきゃいけないのは仕方ない。育休を取っているのは私の選択。あとは会社と私の気持ちと、家庭とのバランスの問題。
私はキャリアから転がり落ちてしまったかも知れないけれど、長い人生においては些少なこと、かな。
まだうまく割り切れはしないけれど、目先のキャリアだけじゃなくて夫と私と子の80年の人生のことを考える最近なのでした。
私はどんな母親に、人間になり、どんな人生を送るのか。夫は。そしてこの子は、どんな人間に育ってくれるのかな。楽しみだね。